業務多忙のため、人工妊娠中絶を中止することといたしました。
ご迷惑おかけしますが何卒よろしくお願い申し上げます。
当院では世界保健機関(WHO)で推奨している吸引法である手動真空吸引法(MVA)を採用しております。週数・症例によっては掻爬法を併用することもあります。
MVAは子宮により優しく、合併症の少ないメリットがあります。
処置の中では頸管を広げる処置が一番痛い過程です。
MVA法は子宮内に挿入する器具の先端が細いため、頸管をより処置の痛みが軽減されます。処置もより短時間で終わるため、少ない麻酔薬で済みます。
MVA法では子宮の中身を吸引するだけであり、子宮内膜を傷つける事がなく、手術のあとに内膜が薄くなることが少ないといえます。
電動吸引法、掻爬法だと使用する器具が多く、洗浄、滅菌操作が煩雑であるため、感染のリスクが懸念されます。
MVAは一人に1セットで使い捨てタイプであるため、処理による感染リスクは極端に軽減されます。
MVAはすべての部品が柔らかい素材でありため、子宮穿孔のリスクがかなり軽減されます。