つわり治療薬「ボンジェスタ®」の取り扱いを開始しました
ボンジェスタ®とは
ボンジェスタ®は、妊娠中の吐き気・嘔吐の治療を目的として開発された内服薬です。
妊娠中のつわり症状により、日常生活に支障をきたす方は少なくありません。当院では、つわりによるつらい症状を少しでも軽減し、より快適な妊娠生活を送っていただけるよう、ボンジェスタ®の取り扱いを開始しました。
1錠中の成分
| ドキシラミンコハク酸塩(抗ヒスタミン薬) | 20mg |
| ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) | 20mg |
ドキシラミンは抗ヒスタミン薬、ピリドキシンはビタミンB6の一種です。この組み合わせは海外のガイドラインでは妊娠中の悪心・嘔吐に対する第一選択の治療として使用されており、米国ではFDA(米国食品医薬品局)の承認を受けています。
ご使用前にお伝えしたいこと
⚠ ボンジェスタ®は「国内未承認医薬品」です
2026年現在、日本の厚生労働省による製造販売承認を受けていません。
- 保険診療(保険適用)の対象外です。薬局で処方・購入することはできません。
- 万が一、重篤な副作用などの健康被害が生じた場合でも、国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象にはなりません。
ボンジェスタ®と同成分の配合剤は、米国をはじめ海外の多くの国で承認・使用されています。当院で処方するボンジェスタ®は、医師が診療上の必要性に基づき、所定の手続きを行ったうえで海外から輸入した医薬品です。
※米国の添付文書では、これらの成分を妊娠初期に使用した研究において、先天奇形のリスク増加は報告されていません。ただし、副作用が起こらないことや、赤ちゃんへのリスクがまったくないことを保証するものではありません。
主な副作用
特に注意が必要な副作用は眠気です。
同じ有効成分を含む配合薬では、めまい、頭痛、疲労感・倦怠感、便秘なども報告されています。
眠気による転倒や事故のリスクがあるため、服用中は車の運転や危険を伴う機械の操作は避けてください。
服用方法
毎日継続して内服するお薬です。
症状が十分に改善しない場合
朝1錠+就寝前1錠
1日2錠まで服用できます
当院での処方
初回処方の際は、必ず医師の診察が必要です。
1
「婦人科」または「直前予約枠」を予約
処方をご希望の場合は、いずれかの予約枠をお取りください。
2
ご来院・医師の診察
症状やお体の状態を確認し、処方できるか判断します。
※当院では、オンライン診療による処方や、薬剤のみの郵送は行っておりません。
ボンジェスタ®の使用に注意が必要な方
処方できない方
- 本剤の成分や同系統の抗ヒスタミン薬でアレルギーを起こしたことがある方
- MAO阻害薬を使用している方
該当するお薬か分からない場合は、お薬手帳などをご提示ください。
必ず医師にお知らせください
- 眼圧上昇・狭隅角緑内障
- 胃腸や膀胱の出口に狭窄・閉塞を伴う病気
- 気管支喘息などの呼吸器疾患
費用
ボンジェスタ®の処方は自由診療(自費診療)となります。
1錠 1,650円 (税込)
初回の処方の際には、初診料として別途 3,300円(税込)がかかります。
医療費控除について
当院では、本剤を妊娠に伴う悪心・嘔吐(つわり)の治療目的で医師の診療に基づいて処方しており、確定申告の医療費控除の対象となる場合があります。
院長からのメッセージ
「吐き気が続いてつらい」「食事が思うようにとれない」「仕事や家事をするのが大変」――つわりで悩んでいませんか?
妊娠は喜ばしいことである一方、つわりの時期は本当につらいものです。「みんな経験しているから」と、一人で我慢する必要はありません。
当院では、つわり治療の選択肢のひとつとして、医師の診察・判断のもと「ボンジェスタ®」を処方しています。
少しでも症状を和らげ、安心して妊娠生活を送っていただけるよう、産婦人科医としてサポートしていきます。つらいときは、どうぞご相談ください。
つわりでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
ご予約はお電話または予約サイトから承ります。
受付時間内にお気軽にどうぞ